南足柄 六福寺めぐり

 現在、南足柄市関本には地元の人から「中寺(なかでら)」と呼ばれ親しまれている長福寺、「下寺(しもでら)」と呼ばれ親しまれている龍福寺の二つのお寺があります。それでは「上寺(かみでら)」は?ということになりますが、『新編相模風土記稿』(天保年間編纂)によれば、関本村には長福寺と龍福寺に並び、善福寺というお寺が記載されています。三ヶ寺とも寺号に「福」の字がつくことから、“関本の三福寺”と呼ばれ、当時、財産(上寺)、健康(中寺)、智慧(下寺)の三福を願う庶民のお参りが絶えなかったと伝えられております。その後、残念ながら善福寺(上寺)は、明治の廃仏毀釈によって廃寺となりました。  平成22年、関本三福寺参りの範囲を少し広げ、近隣の「福」の字のつく新たな三ヶ寺を加え、『南足柄六福寺お寺めぐり』が開設されました。現代ではある程度の余裕があれば誰でもどこへでも旅行ができる時代ですが、伊勢参りや四国遍路に行きたくても行けない江戸時代の庶民が、幸福を願いお参りした“通行手形のいらない地域のお寺”を、平成の世を生きる皆様も尋ね歩いてみてはいかがでしょうか?

2010年04月08日

長福寺

長福寺(臨済宗)
IMG_0804.JPG

【縁起】関雲山長福寺は、鎌倉円覚寺を本山とする禅寺で、創立は応永33年(1426年)です。本尊は十一面観音菩薩、脇侍に毘沙門天と不動明王を据えています。開山は子文法林和尚で、「安産、長生きの観音さん」として地域の信仰を集めています。また、1400〜1500年程度前の塚田古墳群から出土の金銅製単鳳頭柄頭、鉄製の刀や鎧など展示保管しています。円覚寺百観音霊場第20番札所。

IMG_0801.JPG IMG_0808.JPG

【本尊】十一面観音菩薩

【利益】安産、長寿


posted by ハイジ at 20:05| 6つの福!!!!!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする